ここでは、補酵素の一種であるコエンザイムQ10について解説します。
酵素には、消化酵素、代謝酵素、食物酵素があります。消化酵素とは、食物から摂取したデンプン、たんぱく質、脂肪を分解するものです。代謝酵素とは、体内の毒素を汗や尿の中に排出する役割があります。そして、その酵素の働きを助けるのが補酵素です。ビタミンB群は補酵素としてはたらく機能をもっています。ビタミンB1は糖質代謝の補酵素として、ビタミンB6はアミノ酸やたんぱく質代謝の補酵素として、ナイアシンは酸化や還元などの脱水素酵素としてはたらいています。
補酵素の一つにコエンザイムQ10というものがあります。黄色からオレンジ色の結晶状の物質で、匂いはなく水にはほとんど溶けません。このコエンザイムQ10は、人間が生命活動を営むために必要なエネルギーを作り出すのに重要な役割をもっています。体内でエネルギー作り出す働きをしているミトコンドリアにコエンザイムQ10は多く含まれているのです。コエンザイムQ10は人間の体内のすべての細胞に存在します。特に心臓には多く含まれてて、不足すると心臓の働きに影響が出てしまいます。
コエンザイムにはどのような効果があるのでしょうか。主な効果としては、疲れにくくなる、肌がきれいになる、二日酔いに効く、集中力が増す、足のむくみが取れる、風邪をひきにくくなる、等の効果があります。また、筋力アップや運動による筋肉細胞の破壊を防ぐ効果があるため、スポーツ選手にも使われています。とり方としては、水に溶けず、油に溶けやすいので栄養バランスのとれた食事直後に摂取するとより効果的です。空腹時に摂取しても十分に吸収されないので効果は半減してしまいます。